
キッチンカーを始める人は、人とのコミュニケーションが好きだったり、調理師免許を持っている人、料理が好きで趣味が嵩じてという人も多いようです。キャンピングカーを自分でキッチンカーに改装する人もいます。車体を外すなどの解体からはじめて、内装の木枠も自作。作業する高さや位置を使いやすく調節できるのが手作りの長所です。移動販売では、狭い車内でどうすれば手際よく作業できるかということを考えなければいけません。作業動線をよく考えることが大切です。また、開業してから、お客様と話しにくいとか、料理が提供しにくいとか、いろいろ問題点が出てきます。自作だと、そういったことも好きなときに好きなだけ改装できます。冷蔵庫の置く場所もよく考えないといけません。利き手で使うのか、コンロとの関係とか、距離とか、限られたスペースで効率よく使い勝手の良いようにおきましょう。他にもすべての什器が手の届く範囲に設置するなど、たくさんの工夫を重ねることができるのも、自作ならではです。とはいえ、配置を替えるのは、手間と体力が必要。お金もかかります。それでも、作業効率を高めることで、お客様に、より迅速に、手間をかけた美味しい商品を提供できます。キッチンカーの内部にこだわりを持つのは、お客様のためでもあるということです。キッチンカーを拠点にケータリングサービスもできます。キャンピングカーを改造したキッチンカーなら、生活できる体制を整えることも可能です。やはり、キッチンカーを始める前に場所を確保したり、何をやりたいかということは明確にしていないといけません。せっかくやるからには、長く営業したいものです。ビジョンを持ちましょう。