
以前、絵画を描いてみるというイベントに参加してみたのですが、自分で描いた水彩画を額装し自宅に飾るようにしてみたところ、なんだか褒めてもらいたくて、ついつい誰かを家に呼びたくなってしまいます。ヨーロッパの人々が、自宅の壁を額縁で埋め尽くし、毎週末の度に、友人や親族を招いてホームパーティーを行う様は、まさに誰かに作品などを見てもらいたい意欲からくるものなのかもしれませんね。このような趣味が高じて、最近では友人がオーナーを務めるギャラリーで展示会を行うまでにもなりました。人に自分の作った作品を披露することは、作品を販売したい欲だけではなく、できるだけ多くの人々に見てもらいたいというような強い欲求が生れるからなのかもしれませんね。日本で額縁だけを購入される方は、稀ではあるようですが、個展を開いた際には、友人たちが同情のもと展示されている作品を手にとっては、ディスカウントなしで持ち帰ってくれるのです。日本国内の賃貸物件では、一般的に額縁を壁に飾ることはムズカシイと思われますが、皆、笑顔で額縁を手にしてくれるので、さらに新たな良い作品を創りたいという意欲が沸いてきます。創作意欲の源は、皆に褒められたいというところにもあるのかもしれません。